【使用教材紹介1】論文学習のパワーツール 『短期合格者愛用「論文処理手順マル秘ノート」』
教材紹介第一弾は、DK先生の『短期合格者愛用「論文処理手順マル秘ノート」』です。
【教材利用の目的】論文を書く上での思考過程や骨組みを学ぶ
数々の上位合格者たちの答案から思考過程を抽出して、共通事項を「マニュアル」として整理したものです。予備校の入門講座ではなかなか教えてくれない「答案作成過程」を目で見える形で学べるということで、リリース直後から大きな反響がありました。
正直言います。入門講座終えた直後の受験生はとりあえず買っておきましょう。
合格者たちがどのようなプロセスで答案を作成しているのかが可視化されている、ほぼ唯一の教材です。はじめて論文を書く際には文字通りマニュアルとして役立ちますし、復習の際には論文向け学習に適したインプットのための一つの指標となります。
特に憲法の判例の射程表や行政法の答案構成方法、民法の要件事実一覧、会社法の条文マップなどは重宝すると思います。
ただし、この教材を利用するうえで注意すべきことがあります。
①この教材に甘えすぎない
前述のように、この教材には「直前見直し用」としての図表が数多く載っています。最初の方こそ見ながら作成してもいいですが、本番に参照できるのは六法のみです。図表がどのように作られているかを理解せずに丸暗記するのは全く意味がありません。まずは理解することを怠らないようにしましょう。
②直前期には劇薬になりうる
直前期になってこの教材を読んだ場合には、むしろ混乱を招く可能性があり危険かもしれません。上で「入門講座直後の受験生は」と言ったのはこのためです。
なお、すでに自分なりの手順を確立していて、答練で相応の成績が出ている方には別段この教材を利用する必要はないと思います。おそらくその手順は、この教材に載っているものとそれほど変わりがないはずだからです。(確認のために買ってみる、という手も無くはないですが)
③いわゆる「論証集」ではない
なぜか勘違いされていることが多い点。この教材は「骨組み」の習得に特化しています。いくつか論証は載っていますがオマケに過ぎません。各科目の論証については別途インプットが必要です。DK先生は各科目の論証集も販売されていますから、それを利用してもいいでしょう。
本教材の登場により、受験生全体の論文レベルが上昇するかもしれません。それほどのパワーを持っていると思います。